あって良かった、ストックオプション
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ストックオプションとは?
社員の士気を高めるため、従業員に対して「ストックオプション」と呼ばれるインセンティブ制度を導入している企業が増えています。
以下のリンクが分かりやすいです。
簡単に言うと、「うちの株を今の株価で数年後に買える権利を上げるから、一生懸命頑張って会社の業績を伸ばして、うちの株価を上げてね♪」という事です。
株価が上がれば上がるだけ、数年後売却した時の儲けが大きくなりますからね。
ストックオプションを使う上での懸念事項
ストックオプションは、大金を掴めるチャンスがある一方で、いくつかの懸念事項もあります。
株価が上がらない事もある
単純な話ですが、会社の業績が上がらず、権利をもらった時点での株価より、数年後行使するタイミングで株価が下がっていては全く意味がありません。
手続きが必要
ストックオプションは、夏や冬のボーナス支給のように、ただ単純に会社から自分の口座へ振り込まれる訳ではありません。
証券会社に口座を持ち、その口座を通じて株の売買手続きを行う必要があります。
当然、会社の担当部署や証券会社からサポートがあると思いますので、行使できないなどの心配はありませんが、少々手間が掛かります。
権利を行使するための資金が必要
先に上げた証券会社の口座に、権利を行使するための資金を入金する必要があります。
例えば、1000円で購入できる権利を1000株分与えられている場合、1000円×1000株で100万円入金する必要があります。
借金返済中で行使に必要なお金を用意できない
さて、本題に入ります。
先に挙げたように、ストックオプションを行使するためには、証券会社の口座に入金するための資金が必要になります。
実は、私も以前勤務先からこのストックオプションの権利を与えられたのですが、当然借金返済中のため、口座に振り込める資金など持ち合わせていません。
せっかく行使して借金を減らせるチャンスが目の前に来ているのに、実行出来ないのは何とも勿体ない話です。
何とか返済生活を前に進めるべく、借金中でもストックオプションの為の資金を確保する方法をご紹介します。
親族などから借りる
やはり、これが一番確実です。
特に、ストックオプションの場合は行使してすぐに返せばいいので、親族などもあまり悪い気はしないでしょう。
大切なのは、借りたらなるべくすぐ行使して返す事です。
クレジットのローン枠を利用
先日の賢く借金を返済する方法でも紹介しましたが、クレジットローンの限度額内で一時的に借り入れを行う方法も有効です。
こちらも、利息をあまり発生させないよう借りた後にすぐ権利を行使して返済しましょう。
会社の担当窓口へ融資の相談
会社にも依りますが、場合によってはストックオプションの資金を一時的に融資してくれる所もあるようです。
「行使の資金が不足してるのですが、何かいい方法はありますかね…?」
と、それとなく聞いてみるのも一つの手だと思います。
もし、何らかのサポートを受けられるのであれば、是非活用しましょう。
ストックオプションはなるべく早めに行使しよう
さて、借金中でも資金を用意する方法を紹介しましたが、ともかくストックオプションは返済生活に於いて、有難い存在です。
株価の推移もありますが、出来る事なら早く権利を行使して借金を減らしてしまいましょう。
というのも、早く借金を減らした方が利息が少なく済みます。
株価上昇を期待して持っている間にも利息は発生します。もし待つことで利益の上積みがあったとしても、それ以上に利息が発生したのでは元も子もありません。
それよりは、確実性を求めて早く現金化し、借金返済に宛てたほうが懸命です。
浮気心は出さず、堅実な返済を心掛ける事が完済への近道だと考えます。