しまきです。
今回は、ADHDに悩んでいる方にお伝えしたいこと。
私自身、実はADHDのグレーゾーンである疑いがあるんです。
昔から普通の人よりも忘れ物、無くし物が多かったり、ミスが多かったりして、つらい思いをたくさんしてきました。
また、人の話に集中できず他のことを考えてしまうなど、日常生活においても支障をきたすことが少なくありません。
なんとか改善したいと思い、調べている中でもしかしたらよくなるのではないかという方法を見つけました。今日はそのことについてお話ししたいと思います。
Contents
中程度の負荷が掛かる運動をしよう!
ADHDの症状を改善するために、中程度の有酸素運動が有効であるという事実は、多くの研究から支持されています。この効果の背後にある鍵として、BDNF(脳由来神経栄養因子)という脳内物質が注目されています。この記事では、ADHDと運動、そしてBDNFとの関係について詳しく探り、運動がどのようにADHDの症状を軽減し、生活の質を向上させるのかを解説します。
ADHDとは何か?
ADHD(Attention Deficit Hyperactivity Disorder)は、子供から大人まで広く見られる神経発達障害です。主な症状には、注意力の欠如、衝動的な行動、多動が含まれます。これらの症状は、学業や職場での成功、日常生活での対人関係に影響を及ぼすことがあります。ADHDの治療法には薬物療法や心理療法がありますが、最近の研究では、運動も効果的なアプローチとして注目されています。
運動とADHDの関係
運動は、身体的な健康を促進するだけでなく、精神的な健康にも良い影響を与えることが証明されています。特に、ADHDの症状に対して次のようなポジティブな効果があります。
1. 注意力の向上
運動は、注意力を高めるのに役立ちます。これは、運動中に脳がBDNFを放出し、神経伝達物質のバランスを調整するためです。結果として、注意力が向上し、タスクに集中しやすくなります。
2. 衝動性の軽減
運動は、衝動的な行動をコントロールするのに役立ちます。運動を通じてストレスが軽減され、脳内のドーパミンとセロトニンといった化学物質の正常なバランスが取り戻され、衝動的な行動を抑制するのに役立ちます。
3. ストレスの軽減
ADHDの人々は、ストレスに敏感であることがよくあります。運動はストレスホルモンの放出を抑制し、リラックスと心の平静をもたらします。これは、ADHDの症状の軽減につながります。
BDNFとは何か?
BDNF(脳由来神経栄養因子)は、脳内で生成されるタンパク質であり、神経細胞の生存と成長に重要な役割を果たします。BDNFは、新しい神経結合の形成や学習能力の向上に寄与します。ADHDの人々は通常、BDNFのレベルが低いことが示唆されており、これが症状の一因とされています。
運動がBDNFを増加させる方法
運動がBDNFの増加にどのように寄与するのかを理解するために、以下のポイントに注目しましょう。
1. 有酸素運動
有酸素運動(ジョギング、サイクリング、エアロビクス、水泳など)は、BDNFの放出を促進します。特に、適度な強度で30分以上続けると効果的です。
2. 運動の頻度と一貫性
BDNFの増加を維持するには、定期的な運動が必要です。週に3回の運動習慣を確立することが重要です。
3. 脳を刺激する運動
特にダンスや球技など複雑な運動、バランスを保つための運動、協調性を必要とするスポーツは、脳を刺激しBDNFの放出に寄与します。
※参考動画
結論
運動がADHDの症状を改善し、BDNFの放出を促進する重要な方法であることが分かりました。
是非今日からでも取り組んでいただきたいですね。
ただ注意点として、運動は他の治療法と併用されるべきであり、個々の状況に合わせたアプローチが必要です。医師や専門家の指導の下で、運動を含む総合的なアプローチを検討し、ADHDの症状の軽減と生活の質の向上を目指しましょう。