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【トレアキシンで黒字化へ】シンバイオ製薬、株価上昇の理由とは?

俺のシンバイオ!

しまきです。シンバイオ記事更新しました。

始まりは2018〜2019年。

シンバイオ製薬が動意づいたのは2018年頃からです。

以前、サンバイオという似た名前のバイオベンチャーが高騰しましたが、シンバイオとは関係ありません。

その時、シンバイオは凪いでた しまきです。今日はこの話題を取り上げざるをえません。サンバイオの異変不穏https://twitter.com/simaki1400/status/1090185661267595264?s=19はじまりは、このツイートからでした。何故か、アキュセラ(現、窪田製薬)の記事が、PV急上昇しており「何かあったのかな?」 と、Twitterで「アキュセラ」と検索したところ、「アキュセラショック」「サンバイオ」というキーワードが目に止まりました。PTSがストップ安株価を確認するとhttps://twitter.com/simaki1400/status/1090186497964134405?s=19本日20...
【株式】サンバイオショックは、アキュセラショックの再来か!? - と或る男の 借金1400万からはじめる前向き生活

その要因は「トレアキシン」

きっかけはこのニュースからでした。

シンバイオ 21年から抗がん剤トレアキシン自社販売へ MR60人体制 流通体制も構築
シンバイオ製薬は、現在エーザイに販売委託している抗がん剤トレアキシンについて、2021年初から自社販売を開始するための準備を進めると明らかにした。そのため、19年から20年にかけてシステム構築と物流・流通インフラ整備に必要な投資をし、流通、MR体制を構築する。MRは現在おらず、CSOの活用を含めて最終的に60人体制を想定する。
19年12月期から22年12月期までの4か年の中期経営計画で表明した。自社販売への移行は、20年12月にエーザイとの契約が満了することを受けたもの。その後に続く骨髄異形成症候群を対象に開発を進めているリゴセルチブ注射剤の22年第4四半期の承認取得を見据え「必要な医薬情報担当者の増員、血液がん領域に特化した営業・マーケティング組織の構築及び高度で専門的な教育制度の整備を2020年上半期に完了」するとしている。取り扱うのはスペシャリティ薬だが、1社流通にするのか、複数の卸と取引するのかはこれから検討するとしている。
新中計では、トレアキシンの自社販売による年間売上高100億円(薬価ベース)の早期達成や、21年12月期の黒字化を計画。現在の同社の売上高の大半はトレアキシン(エーザイへの出荷ベース)で、19年12月期予想は売上高44億6500万円で、36億1600万円の純損失。最終年度の22年12月期には最大で売上高118億900万円、当期純利益20億6000万円を目指す。

https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/67018/Default.aspx

シンバイオは、元々エーザイに「トレアキシン」というドル箱製剤を販売委託していたのですが、2021年よりシンバイオ自社で販売していく方向にシフトすることとなりました。

当然ながら自社販売の方が利益率も高いため、このニュース以降市場から注目され、ここから株価の上昇が始まりました。

2019年の高騰は併用期待によるもの

2019.2.20、シンバイオ製薬がPTS(SBI証券の夜間取引)で爆上げしました。

理由は「キムリア」

新薬「キムリア」は、白血病患者向けの遺伝子治療製品では国内初!

これが本日承認となりました!五輪代表候補選手が、先日白血病の公表をするなど改めて白血病への認識が高まっているなか、とても明るいニュースとなりました。

でも、「キムリア」はシンバイオの薬じゃないよ!何故上がった?!

ただこの薬、製造販売するのは大手「ノバルティスファーマ」です。

シンバイオが出すわけではないんです。じゃあ、なぜこのタイミングでシンバイオの株価が上がったのか?

「トレアキシン」は「キムリア」とセットで使って貰えるかも!

そして更に、ここで追撃が!

薬食審 2月22日に第二部会 CAR-T「キムリア」の副作用や前処置に使う医薬品が議題に
厚生労働省は、2月22日に新薬の承認の可否などを検討する薬食審・医薬品第二部会を開催する。部会では、承認されれば国内初のCAR-T細胞医療となるノバルティスファーマの「キムリア」の副作用、前処置に使う医薬品が議題に上る。
【報告予定品目】(カッコ内は一般名、申請企業名)
報告品目は、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の審査段階で承認して差し支えないとされ、部会では審議せず、報告のみでよいと判断されたもの。(中略)トレアキシン点滴静注用25mg、同100mg(ベンダムスチン塩酸塩、シンバイオ製薬)
:いずれも「腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置」が対象疾患。迅速審査品目。
いずれもキムリアの申請に伴うもの。培養したCAR-T細胞を患者の体内に戻す際に、前処置として投与される。リンパ球中に過剰な免疫反応を抑制する働きをもつ制御性T細胞が多く存在するとCAR-T細胞の働きを抑えてしまうため、前もってリンパ球を減らすために投与する。

https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/66995/Default.aspx

要は、「キムリア」を使用する前に、「トレアキシン」を使ってもらえる「可能性がある」と言うことです。

「可能性がある」という表現の理由は、トレアキシン以外にも、「エトポシド」など対象製剤が9品目あるためです。

なので、必ずしも「トレアキシン」をセットで使ってもらえるわけではないんですね(;´∀`)
トレアキシンを自社で売っていこうという流れの中で、注目の新薬「キムリア」と一緒に使ってもらえる。だから更に販売額が伸びるのでは?!そんな期待からの爆上げのようです。

しかし、その後は下降トレンドに…

しかし、キムリアの話題後は目新しい話もなく下降トレンドに。

コロナショックにより、一時は200円台まで落ち込みました。

2021年、満を持して

しかし、実際に自社販売がスタートする2021年に入ってから、再び上昇に転じます。

長期目線で去年仕込んだ人にしてみれば、ニヤリという展開でしょう。

そして、さらなる上昇の原動力となったのが2月の決算報告。

シンバイオ製薬は2021年2月9日、東京都内で2020年12月期決算説明会を開催した。主力の抗がん薬「トレアキシン」(ベンダムスチン)の自社販売がスタートしており、2021年度の売上高は前年比3倍の91億円、営業利益13億円の黒字化を見込んだ。また新規抗マルチウイルス薬のブリンシドフォビルは次の成長ドライバーにすべく上半期に海外で第2相臨床試験を開始する。吉田文紀社長は「2021年度は第二の創業元年と位置づけ、海外展開を進めてグローバルスペシャリティーファーマ企業としての基盤を作る。2030年には国内売上高と海外売上高を半分ずつにしたい」との目標を掲げた。

https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/21/02/09/07847/

来期黒字化見込みのニュースで、日に日に株価は上昇していくのでした。

2/21更新

昨日のPTSを下回る結果に。シンバイオの売り圧強いですね。

本数があまり出ないキムリア、トレアキシンは沢山あるパートナーの一つだから、売上寄与は限定的なのでしょうか。明日の動きはどうなるか気になります。

2/23更新

下げると思ったら、後場で盛り返しましたね((((;゜Д゜)))

2/22に、トレアキシンについて新しいIRを期待した上げだったようですね。更にPTSは19時前に290を超えるも、その後暴落(;´∀`)

「キムリア」が承認された審議会が2/20の18:00~20:00に行われ、20:00前に、シンバイオの株価がPTSで爆上げしたんですよね。

で、2/22に今度は「トレアキシン」の承認に関する審議会が17:00~19:00の間で行われるため、二匹目のドジョウを狙った買いが、後場から19:00にかけて入った形でした。

しかしながら、この日は特に何の発表もなし(;´∀`)といいますのも、実は既に「トレアキシン」が承認されることは内定してるんですね。下記の記事をもう一度見てみましょう。太字部分に注目です。

薬食審 2月22日に第二部会 CAR-T「キムリア」の副作用や前処置に使う医薬品が議題に
厚生労働省は、2月22日に新薬の承認の可否などを検討する薬食審・医薬品第二部会を開催する。部会では、承認されれば国内初のCAR-T細胞医療となるノバルティスファーマの「キムリア」の副作用、前処置に使う医薬品が議題に上る。
【報告予定品目】(カッコ内は一般名、申請企業名)
報告品目は、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の審査段階で承認して差し支えないとされ、部会では審議せず、報告のみでよいと判断されたもの。(中略)トレアキシン点滴静注用25mg、同100mg(ベンダムスチン塩酸塩、シンバイオ製薬)
:いずれも「腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置」が対象疾患。迅速審査品目。
いずれもキムリアの申請に伴うもの。培養したCAR-T細胞を患者の体内に戻す際に、前処置として投与される。リンパ球中に過剰な免疫反応を抑制する働きをもつ制御性T細胞が多く存在するとCAR-T細胞の働きを抑えてしまうため、前もってリンパ球を減らすために投与する。

https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/66995/Default.aspx

承認して差し支えないので、審議ではなく報告のみでよい。つまり、結果はほぼ見えているわけです。

「これ、別にこの後上がる可能性ないんじゃね?」この事に気付いた人達が投げ売りした事で、19:00を境に一気にマイ転してしまったわけですね(;´∀`)長期的にはそれでも、「トレアキシン」がシンバイオにもたらす利益が大きいことから、この後下げトレンドに入っても、また盛り返してくるのではないかと考えています。ただ、もしかしたら仕手化して来週もう一山あるかもしれませんが、この後は静観するのがいいのかなと考えます。

3/6 更新

2/25で高値更新した後に、連日の下落。流石に増々担後の調整でしょうか。

増担解除は来週月曜の見込みなので、そこから再び買いが集まりそうです。

https://twitter.com/simaki1400/status/1368036514702061568?s=19

3/8 更新

増担解除です😄

明日から、また動きが激しくなりそう。

ただ今日の寄り天からずっと下がってるので、明日は売り込まれそうです🤔

3/23 更新「IR:リツキシマブとの併用療法、承認」

増担解除後は、1000円付近で揉んでいましたが、

その後は再び上昇。そして本日3/23の引け前にこちらのIRが流れました。

以前、白血病薬「キムリア」との併用で話題になりましたが、こちらは薬価が3000万円超の高薬価で使用本数は多くなく、併用によるトレアキシンの売上寄与は限定的なもの。

一方「リツキシマブ」とは、世界の売上上位に入ってくる抗がん剤「リツキサン」のバイオシミラー(後発の類似医薬品)で、協和発酵キリンなど複数の製薬メーカーが発売しています。

リツキシマブ(リツキサン)

リツキシマブのバイオシミラーは、協和キリンとファイザーがそれぞれ販売中。協和キリンの製品は2017年9月にサンドが承認を取得し、販売提携を結ぶ協和キリンが18年1月に発売。発売初年度の18年12月期は43億円、19年12月期は97億円を売り上げ、20年12月期は101億円を見込んでいます。ファイザーの製品は19年9月に承認され、20年1月に販売を開始。日本化薬も開発を進めており、現在、臨床第3相(P3)試験を行っています。

https://answers.ten-navi.com/pharmanews/12023/

このリツキシマブと併用可能になるため、トレアキシンが医療現場で使われる場面が更に増える訳ですね。

このIRにより、一気にS高まで上昇。

結果、高値更新となりました。

今後の値動きに注目です!

3/24 まさかの上場廃止?!

昨日のストップ高とは打って変わって、今日は市場全体的に売られていたこともあって序盤から下落。

そして、14時を過ぎた頃に東証から衝撃のニュースが。

結果、一気にストップ安まで下落しました。

ただこのこの上場廃止の話も、猶予期間の来年末までに赤字が解消されれば問題ありません。

東証はあくまでルールに則って、今季まで4期連続で赤字だったからこのような措置を取っただけに過ぎず、

前回の決算で、黒字化の見通しであるシンバイオに取って、これは余計なニュースでした。

すぐさまシンバイオもIRを出し、更に並行して従業員、役員のストップオプションについても発表しました。

おそらく、外資などが売り仕掛けしたことや、よく分からず飛びついた人が、

「だからバイオは危ない」

と、上場廃止に驚いて投げ売ったのが重なったのではないかと推測します。

3/25 異例の社長発言IR

まず朝、寄り前の8:30に以下のIRが出ました。

これにより、朝はGUスタート。

しかし、その後売り攻勢により1000円まで下落。

だが、シンバイオも黙ってはいませんでした。

14時頃に会社ホームページにて、社長による異例の発言が掲載。

内容は、昨日の上場廃止猶予に関するニュースに対し、株主を安心させるものとなっております。

このIR後、一気にプラ転しますが、

再び売り方の容赦ない浴びせ売りで、結局引けは大きく下げました。

かなりシコリが多くなっており、ますます売り方優勢な状況に、憤りを感じます。

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