しまきです。前回に引き続き、今回もメジャーSQの話題です。
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前回のおさらい
前回の記事で、SQや先物取引、オプション取引がどんなものなのか、紹介しました。
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簡単にまとめると、
SQ決済日、特にメジャーSQ決済日付近は先物価格のゴール。
この日が近付くと、先物売買の取引が増え、株価は激しく動きやすい。
と言う事です。大口の証券会社や金融ファンドが、自分達が保有する日経先物やオプションの利益を出す為に
日経先物の売買によって、株価変動を仕掛けてくる訳ですね。
さて、では実際に激しい動きがあったか、昨年のメジャーSQ決済日付近の動きを見てみましょう。
2020年のメジャーSQを振り返る
昨年3月のメジャーSQ
まず、一番激しかったのが3月です。
昨年は3月13日がメジャー SQ でした。
昨年のこの時期はコロナショックのため、株は全体的に売りに売られました。
3月9日にはとうとう日経平均株価が2万円を割り込み、その後もメジャー SQ の13日まで一気に売り込まれました。
パニック売りと、意図的な先物売りが相まって、記録的な暴落を招きました。
しかしその後はもう少し下げるも、急激にリバウンドし、
その後の上昇相場に繋がっていきます。
昨年6月のメジャーSQ
6月は12日がメジャーSQでした。
チャートを見ると前日までほぼ毎日上昇していた日経平均株価が、SQ前日の11日から急に売り崩されています。
そして、QS明けの16日まで押さえ込まれた後、17日に反発し、再度上昇を再開し始めています。
昨年9月のメジャーSQ
9月は11日がメジャーSQでした。
3月、6月と比べると、少し上下幅は大きいものの、比較的安定した値動きでした。
昨年12月のメジャーSQ
12月は、11日がメジャーSQでした。
こちらも、11月に急激に上昇したあと、12月の間はSQ前後も安定した高値圏での値動きでした。
2021.3の、メジャーSQはどうなる?
さて、昨年のメジャーSQについて振り返りましたが、
それでは今回のメジャーSQはどのように動くのでしょうか?
今回も荒れ模様?
ここ最近は、アメリカ長期金利上昇中の中で、
18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表が控えており、
その前週であるメジャーSQは、荒れ模様となりそうです。
ただ、5日夜アメリカ雇用統計の結果は、市場予想を大きく上回り、
夜間の先物取引は日米とも価格が回復した。
またFOMC以降は再び上昇すると予想する人も少なくなく、
今週は押し目買いのチャンスと見ている人もいます。
ただ、ここ半年以上、日経平均はずっと上昇していました。
外資系の証券会社などが、メジャーSQを狙って売り崩してくる場面もあるかもしれません。
確実性を取るのであれば、この時期は無理をせずに静観するのが妥当かもしれませんね。